世界5都市で「ワールドプレミア 美濃和紙ブランド展」スタート

本日3月21日(火)、岐阜県と美濃和紙事業者、美濃市、外部専門家を入れた「美濃和紙ブランド価値向上研究会」は、世界5都市(東京・岐阜・ニューヨーク・パリ・ミラノ)で「ワールドプレミア 美濃和紙ブランド展」をスタートさせました。
メイン会場の東京・六本木のアクシスギャラリーは午前11時の開場直後から、プロダクトやアート、建築や建材など、幅広い領域のクリエイターを中心に賑わい、様々な技法やアイデアで作り上げられたバリエーション豊かな美濃和紙の展示、ブランドブックの配布を通じて、その品質を国内外に正しく伝え、完成品の流通だけでなく、世界中で素材としての美濃和紙の新たなビジネスにつなげる準備が整いつつあります。
「ワールドプレミア 美濃和紙ブランド展-TOKYO-」は3月23日(木)まで、3日間の会期で開催されます。

厳しい基準をクリアした製品だけに与えられる新ブランドマーク

美濃和紙の新ブランドには、厳しい品質基準を設定、その基準に合格した製品のみを認定します。その基準は、生産地・生産者・原料・製法・品質・エコロジー・原紙使用に関するものなど、多義にわたり詳細に設定。この厳しい基準をクリアした製品だけを、美濃和紙の新ブランドとして認定します。そして、認定された製品だけが「本美濃紙」「美濃手すき和紙」「美濃機械すき和紙」の新ブランドマークを表示することができます。認定された製品は、最高の品質を誇る美濃和紙として、世界に通用するブランドであることを伝えます。

美濃和紙ブランドブック

1300年の伝統を今に受け継ぐ美濃和紙は、美濃の豊かな自然、長良川、板取川の清流を源として育まれてきました。その魅力は、柔らかみのある繊細な風合いをもちながら、縦揺りに横揺りを加える独自の紙すきにより、強靭で耐久性があり、薄くムラがないことです。美濃和紙の新ブランドの認定基準はもちろん、美濃和紙ならではの風合い、製法から、ブランドマークの由来まで、美濃和紙のすべてが分かるブランドブックです。

【関連リンク】
美濃和紙新ブランド公式サイト
ワールドプレミア 美濃和紙ブランド展