知っていそうで知らない有田焼のこと。その歴史を知ることで、身近にある食器にも奥深い魅力を発見できます。今回、普段は美術館や古美術店に行かないと見られない江戸・明治期の古陶磁を集め、有田焼を知り尽くしている鈴田由紀夫氏の総合監修のもと、古九谷や柿右衛門、鍋島など様式の変遷をテーマに展示。展示協力には、それぞれの立場で長年、美を追及してきた専門家、外舘和子氏と白洲信哉氏。ぜひ、有田焼の歴史を実際に見て、触れて、感じてみませんか。展示品のほとんどが購入でき、一生に一度のエキサイティングな出会いがあるかもしれません。
総合監修
鈴田 由紀夫
佐賀県立九州陶磁文化館 館長
展示協力
外舘 和子  
工芸史家・多摩美術大学兼任講師
白洲 信哉  
文筆家・月刊誌『目の眼』編集長
機能的なうつわ、暮らしのうつわ、ラグジュアリなうつわ、楽しいうつわ…、各窯元のブースに並ぶいろいろな個性のうつわはまさに有田焼ならでは。
400年の歴史の中で競い合う ことで、有田の窯元たちは腕を磨いてきました。代々受け継がれた技術と自分の信じるセンス、一つひとつ異なるものづくりの物語。つくり手の声を聞いてみてください。
技を極める伝統工芸の世界にも、新しい風が吹いています。その原動力の一つが、伊万里・有田焼と全国の伝統的工芸品とのコラボレーション。産地や業種の枠組みを越え、刺激とインスピレーションを互いにシェアするものづくりから、一切の無駄を生み出さない職人の仕事の中にモダンな趣を感じさせる、これまでにない伝統工芸が生まれました。
手仕事ならではのこだわりが宿るフォルム。白磁のキャンバスに施される鮮やかな絵付け。会場に設けられた「ろくろ・成形ブース」と「絵付けブース」では、有田の職人による実演が行われ、間近で製作風景を見るこ
とができます。
また、実際に職人が使うろくろや筆を使い、有田焼の色とかたちをつくるワークショップも開催します。
有田焼で楽しむ青空レストラン
「ARITA bowls」が会期中限定でオープン。その名のとおり、佐賀のごちそうが詰まった丼ぶりメニューを用意してご来店をお待ちしています。レストランで使われる食器と野菜はその場で購入もできます。豊かな自然
があり、ものづくりの伝統があり、おいしいものがある。佐賀県の魅力にまた一つ触れてください。
 
 
【主催】

【お問い合わせ】
佐賀県有田焼創業400年事業実行委員会 
事務局:佐賀県有田焼創業400年事業推進グループ
メイド・イン・ジャパン・プロジェクト株式会社 
担当:土橋・土屋 info@madeinjapan.jp