このサイトの情報は平成26・27年度事業のものです
文翔窯 bunbun
  • 文翔窯 bunbun|新たな時代を予感させる明け方の空
  • History

     有田には多彩な焼きものを作る技術があります。使い手の要望の先を行く技術探究心とアイディアで、常に新しい作品作りに挑戦してきた有田の職人たち。文翔窯の先代も、そうしたチャレンジ精神に富んだ革新的職人の一人でした。

     インテリアの世界に有田焼が広がるようになったのも、この先代が作ったコンセントプレートがきっかけです。インテリア業界の要望に応えてと言うよりも、もともと欧米にある陶器のコンセントプレートを、有田ならもっと繊細な美しさで作れるという先代の負けん気が先んじて作らせたのかもしれません。有田焼の魅力をもっと身近なもので感じて欲しい、焼きものに新しい価値観を与えたいという思いが、ペーパーナイフやテープカッター、指ぬきといった生活道具と有田焼を融合させた文翔窯独自の作品につながっていきました。

     そして今、当代が挑戦するのは新たなフォルムにこだわったボールペンです。フォルムの美しさをより極めていこうと思ったのは、先代の作品に自分らしい進化を加えたいという、父譲りのチャレンジ精神から。土を練って作る焼きものは、乾燥させる際に縮んだりゆがんだりします。ペンの筒のように長いものをまっすぐに、狙ったとおりの形に仕上げるのは何でも無いように見えて実は非常に困難なのです。そしてボールペンは文字を書く道具でもあります。握りやすい形でなければならず、重心をどこに置くかも大切です。そうしたさまざまな難問をクリアするために、試行錯誤を繰り返した当代。デザインをいくつか変えることで、使う人の好みに合わせて選ぶこともでき、異なるデザインを並べることで、それぞれの魅力も際立ちます。

    「焼きものにふれるカタチを新しく」

     先代である父が生み出した有田焼のボディーを持つボールペンに、新しい美しさを加えた当代。文翔窯の歴史をつなぎ、新たな時代を描くという願いを込めました。

     オブジェと言っても良いほどの存在感を持つ書きものをしないときでも、飾っておきたくなるボールペン。非日常的な美しさを、日常の中で使う楽しみが生まれます。

  • 企業理念|「焼き物にふれるカタチを新しく」 新しいカタチと価値あるものを創造し、くらしに喜びと彩りをそえられるものづくり
  • Philosophy

     「つたうプロジェクト」では、新しい商品やブランドをつくるだけでなく、それぞれに自分達のものづくりの歴史をたどり、その中で見えてきた個々の強みを再認識するとともに、自分達の誇れる「強み」をはっきり意識することで新たなステージに向かうエネルギーを得て、リブランディングに取り組みました。

     ARITAの新しい未来に向けて、自分達つくり手や企業がどうあるべきかを 改めてじっくりと、そして真剣に考えました。そうして作成した新しい「企業理念」にこめられた、私達のものづくりへの「想い」を届けます。

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